ニキビの原因

なぜニキビはできてしまうんでしょうか?
ニキビが出来てしまう原因は実に様々です。
体質によってなりやすい人だったり、生活習慣、ストレスなどが原因だったりもします。

ここでは、その一般的に多く知られる原因 について一つずつ見ていきましょう。

古い角質と皮脂

代謝が悪くなるとターンオーバーが遅くなり、古い角質で毛穴が詰まってしまいます。
皮脂の過剰分泌により、更に毛穴が詰まります。
詰まった毛穴にアクネ菌が繁殖することでニキビができます。

肌が乾燥することによって

肌が乾燥すると、角質層が厚くなる角化異常が起こります。
角化異常が起こると、古い角質が肌から剥がれ落ちにくくなり、毛穴の中にたまりやすくなってしまいます。
この毛穴の中にたまった古い角質が分泌された皮脂と混ざり合い、角栓を作って毛穴をつまらせてしまいます。

また、肌が乾燥することで、肌のバリア機能が低下します。
バリア機能が低下すると、肌はそれを補おうとして、皮脂を過剰に分泌するので、毛穴をつまらせ、ニキビができる原因となります。

ストレスによるホルモンバランスの乱れ

過剰なストレスを受け続けると、ホルモンバランスが乱れます。
脳は緊張状態となりストレスに対抗するためホルモンを出します。

ホルモンが増えると、それを分解しようとする力によって皮脂腺が刺激され、皮脂の分泌量が増加します。
また、ホルモンは角質を厚くさせる働きもあり、 毛穴を詰まりやすくしてしまいます。

食生活の乱れ

栄養の偏った食事はターンオーバーの乱れや皮脂分泌の増加、内臓機能の低下などを引き起こし、ニキビができる原因となります。

脂質には“飽和脂肪酸”というものがあります。
この飽和脂肪酸は動物性脂肪に含まれていて、ホルモンの分泌を高める機能があるので、摂り過ぎに注意する必要があります。

糖質や脂肪の分解・合成にはビタミンB2が必要です。
ビタミンB2が不足すると皮脂の分解がされにくくなります。
また炭水化物は消化すると糖分に分解されます。
このため、これらの栄養素にも注意が必要です。

睡眠不足によって

睡眠中は新しい肌細胞を作るため、成長ホルモンの分泌が活性化しています。
これは、昼間などに肌が受けた様々なダメージを 回復しようとしてくれるためです。

特に22時~2時はゴールデンタイムと言われ、分泌が高まりホルモンバランスが整えられる時間帯なので、できるだけこの時間帯に睡眠を取るように心がけましょう。

ニキビがいつまでも改善されずに放っておいたり、誤ったケアをしてしまうと、その症状は悪化します。
そのまま悪化を進行させるとニキビ跡になり、生涯傷跡として残ってしまう可能性も高くなります。

ですから、初期のうちに正しくケアをすることが大切です。
そうすれば、ほとんどきれいに治すことができます。
ニキビが出来てしまったら自己流でケアをするのではなく、正しいケアを早めに行うことで症状は改善されていきます。