ターンオーバー

ターンオーバーとは、肌の新陳代謝、生まれ変わりのことをいいます。

皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つから成りたっています。
表皮は一番内側から「基底層(きていそう)」
「有棘層(ゆうきょくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」
「角質層(かくしつそう)」と4層構造になっています。

新しい表皮細胞は基底層で生まれます。
その細胞が約28日かけて角質細胞となります。

古くなった角質細胞は新しくできた角質細胞に押し上げられるようにして表面まで上がり、最後は垢(アカ)となって自然に剥がれ落ちます。 このサイクルを“ターンオーバー”といいます。

ちなみに私たちの素肌に関してですが、28日おきに新しく生まれ変わっているわけではありません。
素肌の細胞が、毎日新しく生まれ変わっているのです。
ですから、“一つ一つの細胞の寿命が28日”だと言われています。

ニキビの予防

ニキビを作らないようにするには、予めしっかりとした予防が必要になります。
そこで、ニキビに対して有効な予防策をいくつか紹介していきます。

この予防策をしっかりおこなうことで、ニキビのできにくくなっていきます。

洗顔のしすぎに注意

ニキビが出来る前は皮脂の分泌が盛んになっています。
そのため、肌で脂っぽく感じるところはしっかりと洗う必要があります。

しかし1日に何度も洗顔したり、強い洗浄力のある洗顔料で洗顔することは、肌に必要な皮脂などを必要以上に取ってしまいます。
日本皮膚科学会によれば朝と夜の1日2回の洗顔で十分だそうです。

しっかりと保湿すること

洗顔後は保湿が大切です。
水分が不足すると肌が乾燥し、角質が厚くなって 余計に毛穴が詰まってしまいます。

セラミドなど肌の保湿成分が入った保湿美容液で十分に保湿することで、肌が柔らかくなったり、毛穴が詰まりにくくなります。

また、肌内部でビタミンCとして働いてくれるビタミンC誘導体配合の化粧水は、皮脂を抑えてくれる働きがあるので、ニキビ予防にも効果的です。

それと、油性のスキンケア商品の使用は控えてください。
肌に余分な油分を与えてしまうと、アクネ菌の栄養源になってしまいます。
「ノンコメドジェニック」と表示されているものを選んだり、油分の少ない保湿美容液などを選ぶ必要があります。

ニキビのできる原因そのものを予防する

肌の乾燥、ストレスによるホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れ、睡眠不足がニキビのできる原因です。
ですから、日々の生活の中で、こういった部分を意識し、改善していくことが予防につながります。

細かい部分で気をつけないといけない所もありますが、日頃からの生活習慣の改善が何よりも大事です。
日々意識していくことが予防の第一歩です。