バリニーズ・エステとは?

インドネシア・バリに古くから伝わるリラクゼーション・トリートメントの総称

バリニーズ・エステとは、インドネシア・バリ古来のトリートメントとボディケアを組み合わせたエステの総称です。
「バリニーズ・マッサージ」「バリエステ」などとも呼ばれています。
近年、バリなどを旅行して、リゾートエステとして受ける方も多く、日本国内でも人気のリラクゼーションメニューになっています。
バリニーズ・エステのボディケアは「ルルール」や「ボレ」と言われるものがあり、クローブ等のスパイスを粉末状にしたもので全身をもみほぐしていきます。
これらのスパイスは美肌、肩凝り、関節の痛み、疲労回復、頭痛、貧血に効果が期待できます。
現地では古来より、冷えや風邪の民間療法としても行われてきました。
他にも「バリコピスクラブ」と呼ばれる、バリのコーヒー豆を粉末状にしたものを使用したボディケアなどもあり、特に脂性肌の男性にはおすすめの方法です。

また「クリームバス」と呼ばれる頭皮のエステも人気があります。
果実や薬草(ハーブ)をクリーム状に加工したもので頭皮をもみほぐすエステで、その名称のとおりお風呂(バス)にでも入ったかのようにたっぷりとクリーム状のものを頭皮に塗布しトリートメントを行います。
頭皮や毛髪の健康、肩や首のコリからくる慢性頭重感などの改善のほか、薄毛、髪のごわつき、切れ毛、抜け毛、パサツキ、フケカユミ、頭皮の洗浄、頭部筋肉のコリなどの改善に効果的です。
頭皮のもみほぐしは、リラクゼーション効果も高いため、男女問わず人気があります。

バリニーズ・エステの種類

バリニーズ・ボレ

ペースト状のスパイスを塗って体を温める バリ島の伝統療法
バリニーズ・ボレとは、身体を温めるために行うバリ島の伝統的民間トリートメントです。
バリ島では雨季の寒さに備え、治療と予防を兼ねて、各家庭でこのトリートメントが行われます。
スパイスとハーブをすりおろした ボレ(右写真)を全身に塗ってすりこみます。

■ボレの原料
代表的な原料は、クローブの実、ナツメグ、ジンジャー、ブラックペッパー、ホワイトペッパーなどのスパイス、 バリ島に自生する草など。
バリ島では各家庭やスパにそれぞれのレシピがあり、目的に応じて調合します。
■トリートメント方法
自然のハーブやスパイスをすりおろしたペースト状の液体を、全身の肌に直接塗ります。
すりこむようになじませます。これによりスクラブ効果も期待でき、つるつるのなめらかな肌へ導きます。 塗布後しばらくおいたのち、簡単に洗い流します。
成分が肌からしみこむため、石鹸などを用いない方がベターとされています。

クリームバス

インドネシアに古くから伝わる自然由来のヘッドマッサージ
頭皮や髪の状態にあわせたジャムー・ハーブなどのクリームを使い、頭皮をもみほぐすことで健康な地肌や髪の美しさを助けるヘアケア方法です。
頭皮のほかに、首~肩~背中~腕~指先までももみほぐすため、リラクゼーション効果が高いメニューといえます。
※エステサロンでは、治療行為は行っておりません。
症状が心配な方は、医療機関へご相談することをおすすめします。